四町四反ノ沢         平成17年10月2日

秦野駅7:40〜8:25塩水橋8:45〜入渓8:35〜四町四反出会10:25〜13:55登山道14:05〜搭ノ岳15:05〜17:10大倉


キュウハ沢のゴルジェ
釜に浸かった最初の滝
秦野駅からタクシーで塩水橋に行く(6980円)、林道のゲート付近は車がいっぱいです。林道を40分ほど歩く。途中、釣師が降りてきた、何組かの沢屋が入ったので釣にならないとぼやきながら帰っていった。キュウハ沢出合のプレートがある橋から入渓する。堰堤を4つ、いづれも右側に取り付けられた金具で乗り越える。左に枝沢が会うとキュウハの下部連漠帯になる。4mは左を登り、釜持ち3mは腰下まで水に浸かり右を登った。水は以外に温かく濡れる事が苦にならない沢登り陽気に恵まれたようだ。この水浸かりで永沢さんのタバコが水没してしまう。連漠最後の5mは水流の左に腐りかかったシュリンゲが見えるが、ここは左から巻いて四町四反沢に降りた。キュウハの大滝を見物してから戻る。



2段15mの下段
左のクラックを
四町四反に戻り、石積堰堤を越え、3m滝を過ぎると2段15mの滝下に出る。下段12mは左のクラックを利用して登るが行き詰まり、水線沿いのカンテを越えた、上段3mは右のスラブ登ったが滑りやすく手強かった。フリーで登ったが中間でハーケンを1枚打つべきだった。立ち木にビレーを取り、後続にザイルを出す。左に大岩が挟まった、特徴のあるルンゼを見送ると左に枝沢が入る。その先で1080mの二俣になる。左俣はゴーロ、右俣には連続滝が見える。



1080m右俣の連滝の始まり
奥が10mハング滝、左を巻く
右俣に入ると滝が連続する。最初の4mは簡単に登れる。10mのハング滝は左のザレを登って巻き、その上、幅の狭い、15m滝を眺めてから続けて巻いてしまった。15m滝は水線の右壁から水線を登れるようで、見送ったのがチョット残念でした。この後は小滝が連続して出てきて飽きない。いずれもスラブの逆層ですが足場をうまく拾うと直登が出来て面白い。水量は少ないがシャワークライムになる滝が何本か出てきて結構て手応えがあって飽きる事が無い。1280mで左の沢に入る。涸棚が続くようになる。脆い岩をだましながら登ると、だんだん傾斜も急になってきて、細いザレの詰めになってくる。出きるだけ沢筋を登ってから左の小笹に歩を取る。草原上の笹原は本来、気分の良いところでしょうが詰め上げてきたときはそんな気分ではありません。1420mの木道の登山道にでた。靴の履き替え中にも何人かの登山者が通り抜けて行きました。短パンにT-シャツの夏バージョンの人もいて、とても暑い日でした。小さいアップダウンで搭ノ岳に着く。しばらく休憩と展望をして下山を開始する。大倉尾根は久しぶりです。階段と石ころと急傾斜の膝に悪い私には歩きにくい道でした。大倉バス停から25分待ちで乗ることが出来ました。鶴巻温泉「弘法の湯」に入って、蕎麦屋さんで打ち上げをする。ガイドブックでは初級と書かれているので気軽に挑戦したが思いの他、テゴタエのある沢で面白かった。



上の写真ハング滝に続く15m滝
これも一緒に巻く

シャワークライムとなった滝